宇澤聡子さん

大阪府→新宮市

 

大阪府出身。2013年、ミュージシャンでもあるご主人と小学生の息子さんと共に新宮市熊野川町へ。翌年、「サンサロカフェ」をオープン。移住後、日本チャクラ協会認定ヨガ講師の資格を取得。

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地域の人が集まる一軒家カフェ自分でできることが増えた

 

山々を縫うように、世界遺産「熊野古道」が続く紀南の熊野地方。なかでも、清流熊野川のそばに広がる熊野川町は、2011年の紀伊半島大水害の被災地。ここで水害後に廃墟と化していたカフェを復興させた宇澤さんは、2013年に大阪市内から移住してきた元服飾デザイナー。

都会のあわただしさに違和感をもち、自然に寄り添う暮らしをしたいと思いはじめたとき、知人を頼って訪れたのが熊野川町だった。神々しいまでの大自然に惹かれ、ご主人と息子さんとの家族会議のすえ、3人での移住を決意。暮らしはじめて約1年がたった頃、「ここでなんかやらへん?」と地域のママ友から声がかかった。こことは、「喫茶三叉路」の跡地で、現在の「サンサロカフェ」がある一軒家だ。

「カフェなら働きながら子どもの帰りを迎えてあげられるから」と、受け継ぐことを決意。「地域の方の学び舎であり、発表の場になれば」と、メニューには地域の方がつくるケーキがあり、料理教室や音楽ライブ、上映会も開催する。「ヨガの先生できない?」という要望があり、宇澤さん自らヨガ教室も開いている。
「都会では専門職がある。服飾ならパタンナーがいて、デザイナーがいて……。でも、人が少ないこの町では”できそうな人”に声がかかる。求められるとうれしくて、ヨガは移住後に講師の資格も取りました。ここへ来てできることがずいぶん増えた。自分の能力開発みたいで(笑)。すごく楽しい」

 

熊野の山々と水田に囲まれた、静かでのどかな場所にある「サンサロカフェ」は居心地抜群。
かつて、ヒマラヤに暮らした経験を持つ熊野川町在住の女性、アチャさんがつくるヒマラヤスパイスカレー850円。宇澤さんが手がける日替わりランチやケーキはもちろん、カフェでは、「地域の人たちがつくったもの」にも出合える。
店名の「サンサロカフェ」は、元々、この地にあった喫茶が「三叉路」で、その響きが輪廻転生を意味するサンスクリット語「サムサーラ」に似ていることから名づけた。

 

和歌山のココがおすすめ!

■熊野川
熊野の水は、触っただけで災いが断ち切れる。とくに夏の川遊びは大好き。美しい滝もたくさんあります。
■熊野の森の苔
カフェがある集落一帯は、毎朝、霧がかかる。それだけ湿気が高い地域ということもあり、苔がとても美しい。
■自然の音
耳がとぎすまされるような静けさの中に響く、川のせせらぎ、鳥のさえずりなど、自然の音が気持ちいい。

 

TURNS Vol.15(2016 冬) 文:村田恵里佳 写真:照井壮平

 

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